粛々

 前回の更新から一ヶ月以上が過ぎてしまいました。
 この一ヶ月間、パソコンの前に座って作業をしながら、時折、ブログの更新に想いが向かったこともありましたが、結局実際に更新されることはありませんでした。。。
 その間、パソコンに向かう作業は、楽曲製作と映像編集にほぼほぼ費やされたと言っても過言ではありません。それに加え、撮影場所の選定、ロケハンから始まり、都内某4カ所で4人のダンサーの撮影があったりして、まあ、私のお世辞にも広いとは言えない仕事の許容範囲から、ブログ更新の作業はあれよと言う間に押し出されてしまい、今日までデスクの端っこに転がっていた訳です。
 そして、今日それを拾い上げた。

 撮影や編集、楽曲などは11月に中野で行われるM-laboratory公演「Moment of motion」のプロモーション用のもので、こちらのPVは明日明後日にはカンパニーのオフィシャルサイトで公開されるのではないかと思います。そうなんです、そのPVが公開になるということは、イコール、晴れて編集作業を終えたということです。
 だから、デスクの端に転がったまま放置されていた、ブログ更新に気が付いた。
 と、いう訳。の、言い訳。

 9月はそのようにして、なんだかんだと忙しくしていた訳ですが、もちろんその間にも「からだアトリエ」と「ベーシッククラス」は毎週行われていました。
 アトリエにしても、ベーシックにしても、継続して参加している人たちの変化には、目を見張ることが多い。さらに、アトリエはその日に参加しているメンバーによって、驚くべき瞬間に立ち会うこともあります。その瞬間というのは、このブログで活字に変換できるような、あるいは言葉に出来るようなものではありません。
 が、あえて。。。

 「例えば、一人で海岸線を走る電車に乗っていて、車窓から海に落ちかけている夕日を眺めていたら、どこかからジャニスジョップリンのサマータイムが微かに聞こえてくる。そのような状況に自分のからだが置かれている事実に気づくことによって、自らの意思とは関係もなく、そして全く理由もなく、涙が流れてくる。」

 ほらね。例えて活字化してみても、なにも驚くべき状況ではない。どちらかと言えば、陳腐な言い回しになってしまっている。(それは、私の文章力の稚拙さを、そのまま現しているだけかも知れないけれど。。。)
 でも、あの時アトリエにいた人たちであれば、少しは共感出来る人もいるのかも知れない。からだの動きが生み出す、驚きの瞬間を。
 そのように、毎週、からだアトリエとベーシッククラスは粛々と、そして確実に、からだによる世界の気づきを伴いながら、進められている。
 ちなみに、10月11月は、期間限定で初回受講者一回のみ500円割引になっているそうです。詳しくはこちらもサイトをご覧ください。

 しばらくぶりの更新なので、書きたいことが沢山ある。
 けれど、今日はここまでとしようかな。
 「物質とイメージの狭間でバランスを取る」ということについて、書こうかな、と思っていたのだけど、書き始めたらとてもとても、長くなってしまいそうだから。。。

 次回更新までに、もう少し頭の中でまとめておく必要もありそうだ。

 

 そのようにして、ねんがらねんじゅうは、ねんがらねんじゅう然として、更新されたりされなかったりしながら、この訳の分からないネット世界での漂流を続けることになるのだ。