末端

暖かい一日。
いよいよ春本番といったところでしょうか。
オーバーコートを着ることにもそろそろ飽きてきたし、軽装へと変化するのは何となく脱皮するような感じがするので、何かしら新たな気分になるのかも知れません。
実際、新たな命が芽吹き、生まれる季節でもある。春。

本日も19時から、金曜日アトリエクラス

「からだを末端から動かす」ということを3月から続けている。
末端から動くというワークを繰り返し行うことによって、明確に行き着きたいところはあるのだけれど、その為にはやはり時間がかかるものです。
行き着くべきところは意識にあるのですが。

動くからだの感覚というものは、実際のところ動いている時に正確に捉えるのは難しいことではあるのだけど、例えば動かしている指先の質感を丁寧に少しづつからだの中心へと伝播させて行くことで、それが可能となるような道筋が立ってくる。
そして動いているからだの感覚を捉えるということから、踊るための意識を如何にコントロールするかと言ったところまで行き着ければと。。。

こういった内容は、ブログを読んでもよく分からないかも知れないけれど。あるいはクラスに参加している人には、ある程度理解してもらえるかも知れない。

指先は「私の末端」ではなく、「末端の私」だ。
その「末端の私」の感覚を開き、刺激してあげれば、それらはしっかりと応えてくれる。その反応を捉えることこそが、踊る意識のコントロールへと繋がっているのだと。そう思います。

先週と今週の参加者皆の踊る姿を眺めていると、彼らで一つ作品を起こしてみたいなと思えてくる。
からだに、ひたむきに向かう人の姿は、やはり美しいのだ。