蠢き

春眠暁を覚えず。

時折、すごく眠くなります。春だから。
そんな時、すっと眠れる状況に自分がいたら、逆らわずに眠らせてやろうと思います。春だから。
眠れるような状況ではなかったら、まあ、我慢するしかないよね。瞼に目玉を描く訳にもいかないし。
でも、眠気が来たら1分程度うたた寝するだけでも、その後の脳の明晰さは、眠らなかった時と比べて遥かに増していますよ。
うたた寝、お試しあれ。

さて、さっきうたた寝したから、頭脳明晰。

昨日のアトリエは新しい受講者がお二人。二人とも既にコンテンポラリーダンスのクリエーションに関わっているダンサーでもありました。そして、二人の出演している作品を私は観ていたので、人を繋げてくれたその作品と作者に感謝したいなと思いました。

そういった出来事を大事にしたいものです。

昨日もひたすらに「末端の私」から動きを検証。実は末端の方が、中心よりも踊る身体に確実に影響している。そしてその発見は、やはり「中心と末端」というアンチノミー的な考えを崩して行く。同時にバランスと重心の捉え方そのものを再考させるものとなる。
以前、本ブログにも書いたけれど、中心は全ての末端によって構成されているとも言えるし、本来は、からだは中心と末端に切り離されることのない「一つの物」なのだと改めて感じる。

時として、大きな体全てを右足の中指一本が支えることだってあるのだ。

これまでは、手の指から始まる動きの検証をしてきたのだけど、昨日から足の指や踵から始まる動きにも内容を進めてみました。
全身を「動く一つの物」として捉えるために、細部からジワジワと蠢きだす感じがしています。継続して参加している人は、確実に変化してきている。

ここからが、とても楽しみなところなのです。