個、そして総体としての個

 7月になりましたね。途端に今朝からあちこちで蝉が鳴き出した。
 もうすぐ夏がくるね。
 
 昨日は久しぶりに神戸でリハーサル。とかくダンサーは皆忙しそうにしている。
 久しぶりのリハーサルではあったのだけれど、ダンサー達は基本的にある一線のレベルを超えてきている。要するに前回のリハーサルから後退していないということ。合わせなどで多少の問題はあっても、各々、個人のレベルでそれを補っていたりする。うん。もちろん、良くなっているところばかりではなく、、、おい、どうした。。。って部分もあったりはするのだけど。でも、総体としては上がっている。
 
 彼らに問うと「特に皆で合わせて練習をしたことはない」と言う。
 
 数日前まで一部を騒がせていた「個の力」というやつなのか?
 
 そう言えば、久しぶりにダンサー11人の動きを見て、特に各々、個人の身体が変わったなぁ、と強く感じた。クリエーション開始当初はかなりぎちぎちに力が入っていた身体だったが、昨日は力がするりと抜けてきている。特にフロアに対してとか。。。
 でも、特に、皆で合わせては、いないそうだ。。。それでも、総体としては上がっている。
 何故か。
 重要なのは、個だけでもなく、総体だけでもない。結局はその二つのバランスなのだな。と、なんとなく思ったりする。
 
 グループワークの時、個の力がどれだけ強くとも総体として力が備わっていなければ、その個の力が発揮される状況が作れない。反対に総体としてどれだけ力が備わっていたとしても個の力が弱ければ、総体を支えるための耐久性は下がる。
 その二つのバランス。
 
 やはり、貞松・浜田バレエ団というカンパニーには集団としての力がしっかりと備わっていて、更にそれを構成する人々にもそれぞれに専門的な力があるということなのだろうな。
 
 集団と個。。。
 
 
 
 うーむ。。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ワールドカップからも、学ぶべきことは多いです。
 
 
 

 あと、相撲とか。
 相撲は個人技だけど、、、でも、それだけとは言えないところもあるし。
 
 
 
 
 
 
 
 まあ、
 
 
 とにかく、もうすぐ夏なんだ。
 
 
 
 
 そういうことだ。