作りかえる 設定する

 火曜日に神戸DANCE BOXに行ってテクニカルの打ち合わせをして来ました。結果11月23日に行われるDANCE BOXでの公演の演目はDEAD MAN WALKINGの再演に決まりました。
 前回の記事にも書いたようにこの作品の初演はすり鉢型の囲み舞台だったのですが、それを対面式に作りかえます。またステージが客席に対して少し高い位置にあるのでそこも変更の対象になります。初演を観ている方は分かると思いますがこの作品は舞台床面の見え方が重要な要素ですので。そのあたりもお楽しみ頂けるのではないかと。
 再演ではありますが、初演とはかなり印象の異なるものになるのではないかと思います。作品の根底に流れている主題も再演するにあたって、既にかなり深化しているのではないかな。
 
 

 また、来週からWorks-M Vol.5「在/不在」が岡山県天神山文化プラザにてインスタレーション展示されます。
 この作品は所謂美術インスタレーション作品です。が、素材として身体も取り入れております。ダンサー4人のどれか一つ(あるいは二つ)の身体が作品に入る訳なのですが、入るタイミングはランダムに設定してあります。
 ダンサーの身体が作品に同時介在するタイミングと、身体不在のタイミングとは作家である僕にも把握する事は出来ません。タイミングを計算して設定する事も可能ではあるのですが、それを設定してしまうと作品のコンセプトから離れてしまう。
 計算しないという事を設定していると言ってもいい。
 作品を見る人がどのタイミングでどういった側面の作品に出会うか。それは時と場合によって、無作為に現れてきます。
 
 
 
 11月。2つの作品。
 
 
 
 
 
 あ、今日はハロウィンですね。トリックオアトリート。