時を刻む記憶

 あれよという間に師走になりました。そして気がつけば明後日からWorks-M Vol.5「在/不在」インスタレーション展示第二会期が高梁市歴史美術館で始まります。詳細はこちら

 第一会期終了から約3週間経ちます。その間静物素材としての作品はどこかでひっそりと眠っておりますが、身体素材としてのダンサー達はそれぞれの生活の中で、ひたすらに自らの時間を刻んでおります。幾重にも重なったそれらの時間の層が、作品に更に厚みを持たせてくれるのではないかと思います。

 「身体と記憶」というテーマについてそれほど多く語るつもりはありませんが、ただ、記憶不在の身体というものは存在せず、同時に身体不在の記憶というものも存在しないのです。普遍的と言う事も可能ですが、それはただただ当たり前の事なのです。

 「在/不在」第一会期とは全く異なる表情を見せてくれると思います。