活動する人

 先週末から沖縄入りし、Works-M Vol.6「self_」のリハーサルの毎日。
 今年の6月、7月に沖縄でクリエーションをして4ヶ月ほど空けてのリハーサルではあるが、ダンサーがその間でしっかりとクオリティを上げてくれていたので、すんなりと本番に向けてのスパートが出来る状態であった。
 こちらに入ってから午前中は(早くから)映像、音楽の編集作業と照明プランに追われながら、午後から夜間にかけてリハーサルが続く。ホテルに戻ってから就寝までの時間が唯一の休憩時間のような感じ。ホテルに戻るのが遅いので、夕食はコンビニで買ってホテルで済ませる。なんとも味気ないね。せっかく沖縄なんだから、沖縄料理で一杯。とはいかないのだな。
 
 と、いった具合に沖縄を満喫できずとも、日々創作を満喫しているのです。ははは。
 
 今回の作品の受け入れもととなる団体「Mings」は7年前に僕が踊りに行くぜで沖縄滞在し、地元ダンサーに振付した時に参加していたメンバーから構成されている。当時参加した人たちの多くがその後ダンスから離れていったものの、それでもずっと続けて新たに活動を起こそうとしている人がいるのはとても嬉しい事です。
 一つ前の記事にお願い事を掲載しましたが、沖縄という場所で活動をしてゆく方法(作品を発表する場)としてやはり何かの企画に乗っかるという形が多い中、自主企画自主公演となった場合に経済的問題は大きくのしかかってきます。(特に今回は美術館の意向から入場無料という形であることも大きい)
 しかし、経済的な側面に捕らわれて自らの表現・創作が削がれるのは、実は本末転倒で、そことどう向き合うかが表現者としての力となるのではないだろうか。助成金をもらって潤沢な予算で創作する事が当たり前のようになっているけれど、そうすることが創作の目的になっている状態にいたっては、やはり危機感を感じずにはいられない。
 
 Mingsは今そこに真っ向から向き合っている。
 
 それが「活動」ということだ。
 
 
 
 
 ねんがらねんじゅうをご覧の数少ない皆様にお願いです。
 金額の問題ではなく、その「活動」の一端としてお力添え頂ければ幸いです。(詳細は一つ前の記事にさかのぼってご覧ください。)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 沖縄
 
 
 思っていたよりも、涼しいです。
 
 
 
 
 
 
 「self_」上演まで、あと4日。