向かう先

 ここ数日デスクに向かって画面を眺めている時間が多いので、目が疲れて、肩が凝ったりして、結局腰に来たりする。適度な運動はやっぱり必要だなと、はたと思い立って家の周りをぐるぐる散歩してみたりする。散歩していると、近所の猫がこちらをジッと眺めていたり、カラスがカーと鳴いたりする。まけじと私も猫のことをジッと眺めてやったり、カラスに向かってカーと言ったりする。
 そんな日常。
 なんか変かな。
 
 デスクに向かっての仕事の大半はWorks-M Vol.7に関する来年のことで、まあ、なにからかにまで一人で回転させるのは大変である。作家的思考でイマジネーションを駆使した直後に、現実的なスケジュールが押しかかってきたりして、それをどう処理するか、どう構成すれば良い方向に転がるのか、とか、そんな回転は一つの脳みそでコントロールするべきではないのだ。
 でも、やらなければ、仕方がない。
 
 なんやかんやと、こうして私は生きているのだということは、かろうじで実感できるのだ。
 
 それで、いいではないか。
 
 
 
 そこから、先に進もう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 てくてくと歩いて。
 
 
 そこへ向かうから。