なのダ

 そう言えば怒濤だった。だったような気がする。横浜ソロ、Works-Mと続いたここ数週間。日常のリズムの中に身体が適応し始めて、ふと思う。
 昨日はひさしぶりの子供の教え。中学生という事もあり身体も大きく変化を遂げている子供達だが、ダンスに対する考え方や取り組み方も突然変わる。え?こんなに飲み込み早かったっけ?!とこちらが驚かされることもしばしば。「創る」という作業に対しても前向きになっていたり。やはり成長とは、そのコトバの通りなのダな。
 教えを終えて、そのまま岡山大学で行われているリハーサルに向かう。8月くらいから少しずつリハーサルを重ねて来た岡山拠点のダンスユニットbitter quartetの委託振付による小作品「ダンシラガナキナガラシンダ」。15分強です。ダンサーは男14人。岡山、広島、香川、松山から、毎週末やって来る。要するに「瀬戸内に燻っている男ダンサー達」が集まって踊っているのダ。作品は来週土曜日に岡山で、再来週の金曜、土曜に松山で上演されます。男達、ただ、ひたすらに。ひさしぶりの男ばかりの創作に、古い頃のM-laboを思い出します。
 今は長い旅を終えて帰って来たような、そんな気分なのです。