ハードとコミュニケーション。その本質。

 神戸dancebox入り初日。テクリハと荒通しを終えてO谷さんと焼酎を酌み交わし、しげやんとスタッフの面々と夕食を終えて、皆で銭湯に行って、宿舎である寿荘に入る。寿荘とはdanceboxのレジデンススペース。danceboxが一軒家を借りていて、そこに皆で寝泊まりする。なかなか居心地のいい寝床です。
 ハードとは何かを考えさせられる。ただ大きな箱があればいいのか。はたまた宿泊はビジネスホテルでいいのか。リハーサルを終えて、皆でご飯を食べて、銭湯に行って、一つ屋根の下で眠る場所がある。で、あれば、ホテルなどいらないね。うん。そんな場所がある。
 要は融通の問題なのかも知れない。融通はゆとりの中にあり、ゆとりはコミュニケーションを育てる。そして、コミュニケーションこそが、表現であり、それこそが芸術に繋がる。そんな融通の中にある、ハード。僕たちはそこから見直さなければいけないのかも知れない。
 まあ、そんな事は先人達がずーっとやって来ている事なのだけどね。でも、表現に携わる者は、ずーっとそこを問われ続けている。コミュニケーションの本質を。
 明日はゲネ。しげやんは身体に鞭打って頑張ってる。いい公演になりそうです。