石について

 朝早起きして散歩がてら近くの河原まで。今日の空は青いな、と眺めながら歩いていて、ふと足下に視線を落とす。そこに転がっていた石。おそらくは万成石だろう。このところ次の作品の構想をしながら、素材となる石の事をいろいろと調べていたから、多分、間違いない。と、思う。素人判断だから、実際はただの石ころなのかも知れないけれど。
 その石を拾って、そそくさと家に戻って、石をたわしできれいに磨いてみる。どうかな、違うかな。いや、万成石だと思い込もう。
 と、いう事で河原でその石を拾った事で、次の作品への入り口が、ぽこっと蓋を開けた感覚あり。スイッチon。
 あっちへ行って石を眺めたり、こっちへ行って創作の資料図書を購入したり、帰宅してMacintoshに向かったりと一日中を創作にあてられて、良い一日だ。