1Q84

 三日前に親知らずを抜いた。今回の術後の経過は前回抜いた時よりもひどかった。一昔前の宍戸錠のようなひどい顎の腫れと、発熱と頭痛。腫れは三日を過ぎた今もまだ治まってはいない。おかげで肩こりがひどい。
 そんな中、今日はBOOK3の発売日とあって予約しておいた本を取りに行き、午後は読書にあてる。ひとしきり読んで、しばしMacintoshに向かう。昨日OSを入れ替えた為、作業は一進一退。それでもとりあえずは環境を整えるべく、しかるべき作業に時間を費やす。今日はこの時期にしてはひどく寒いというニュースが聞こえてくるが、今、寝床に入ってみるとそんなに寒くない。
 寒さとは気温や体感温度のそれに起因するのではなく、ようは気の持ちようなのだ。小学生になったばかりの子供の頃、よく寒い日に父親に「腹に力を入れろ」と怒られたことを思い出す。そうだ。去年から今年の年末年始にかけての寒さに比べたら、今日などは寒いうちには入らない。
 寒さとは何だろうか。
 今日手にした村上春樹1Q84 BOOK3はなかなかにして面白い。今日のところは。訳の分からない「眠り」という世界に落ちるまで、1Q84という世界の深淵を散歩してみよう。
 腹を据えて。