05〜06

 先週末、狂喜乱舞05高須悠嵩+三浦宏之「外道一心」無事終了いたしました。県内、県外からお越し頂いた皆様に心より御礼申し上げます。
 今回は狂喜乱舞始まって以来、初めての岡山在住ダンサーとの作品となりました。ご一緒した高須君は岡山県内で活動しているダンサーの中では若手という括りになると思いますが、彼の活動は彼独自の考え方によるところがあり、活動のモチベーションも方法論も現在の同世代の人とは一線を画しているところがあります。簡単に言うと、思想ということになるのですが。そこが彼の強みでもあると思います。
 外道というと、大雑把に否定的なイメージを持ってしまっている言語ではありますが、仏教用語からくる内道に対しての外道という言葉は、もともとはそれほど否定的なイメージではなかったのです。外道に対しての周囲の偏見と、後世の人々や現在の我々自身が、言語イメージを限定させているところは憚らずとも否定できません。
 僕自身は人生なんかを道に例えることなどはあまり好むところではないのですが、もし人生という道があるのであれば、それは過去にあるものであり、現在より先にはそんなものは存在していないと考えます。そんなものがあるのだとしたら、そんなものはどんどん外れてしまえばいい。と言ったら言い過ぎでしょうか。
 ただ、先人が残してきた道というものを、眺めることくらいは出来るとは思いますが。
 奇しくも「外道一心」前夜に先人の訃報を聞き、本番では力及ばずながらも感謝とともに追悼の意を込めて動いた瞬間もありました。それは、とても個人的なことではありますが。
 
 「外道」
 
 それほど悪い言葉ではないです。
 
 
 
 
 
 
 次回、狂喜乱舞06
 
 
 「そこで時は止まったまま、不自然に溶解している」
 
 
 高木貴久恵+三浦宏之
 
 
 
 
 
 7月25日19:00〜 
 
 
 
 
 
 
 
 
 詳細は後日掲載します。