04〜05
少し更新が遅くなりましたが、先週末、狂喜乱舞04・木村玲奈+三浦宏之「TURN TABLE」公演無事終了いたしました。いつもながらに遠く東京から来てくれたお客さんに加え、新たな東京からのお客さんもはるばるご来場いただきました。また近県神戸からもリピートしてくれたお客さんが仲間を連れて来てくれたりと、岡山から月一回地道に活動発信するということがもたらす変化は、小さくとも確実であると確信しております。また、県内のお客さんの中にもこれまでコンテンポラリーダンスなどほとんど触れたことがない方が年間予約してくれたり、さらに日常の中にこういった「訳の分からない」ダンスが浸透してゆけばいいなと、そう思います。
皆様に心から感謝の意を表したいと思います。
今回共演したダンサー木村玲奈さんは、2年前に神戸ダンスボックスで出会った人で、実はそれほど親交が深かった訳ではありません。なのになぜ、今回彼女に狂喜乱舞をお願いしたのか。玲奈さん自身も突然のことで驚かれたことと思います。
なぜなのか。
それは教えない。
と言ったら意地悪いね。でもわざわざブログで説明する必要はないから、やっぱりしない。
でも、「TRUN TABLE」をご覧になった方にはなんとなく伝わっているのではないかなと、も、思います。大体ダンサーや作家が全てを言語化しちゃったらわざわざカラダで伝える必要もなくなってしまうしね。おっと、話の筋道が逸れてきた。元にもどそう。
今回の作品は、おそらくこれまでの狂喜乱舞の中で一番構成を作り込んだのではないかなと思います。ご覧になった方はご承知の通り、結構空間を立て込みました。日常性が結構強い空間配置でした。その日常性から少しづつ、と言いつつも大胆に非日常空間に飛ばしてゆく。まさに、目の前にある大きなテーブルを回すように。
そこに、ある意味で取り残されるであろうカラダを、抽出できればいいだろうなと。
あまり語り過ぎないようにしよう。
玲奈さんは、僕のその意図を理解していたかいないかは別として、そのように立っていたと思います。それは感性でのみ可能な姿態なのかも知れません。理解などもはや必要とされていない。
玲奈さん、ありがとう。
さて、次回狂喜乱舞05
「外道一心」
高須悠嵩+三浦宏之
詳細は後日掲載します。
まるで夏と錯覚してしまうような、
そんな春。