オープンユアボディ

 一昨日のR40リハ、昨日の教えに続き、今日はバレエスタジオでのクリエーション。背中痛を押しての三連ちゃんはけっこう応えるな。
 岡山に越して1年半が過ぎて、ぼちぼちと感じ始めている事。それは「身体を開く」という事。一言でそんな風に言っても、抽象的で掴みどころもないのだけれど、ぼんやりとそんな事を感じている。大切な事は最初は常に抽象的だが、やがてそれははっきりとした事象となって身体に働きかけて来る。抽象的な事柄を身体に落とし込むまでには、それなりに時間を必要とする。ダンサーが振付を己の身体に落とし込むのと同じように、頭で理解するのではなく、身体が感じ取って行くものなのかも知れない。
 開かれた身体は、思考を解放する。
 思考を解放するためには、まず身体という扉を開いてやる事が必要で、身体を開くためには、それなりの環境が整っていなければならない。環境は文化や社会と結びついていて、結局は個人の身体は大きな世界観に繋がっている。一点にフォーカスする為には、ワイドビューイングが必要不可欠なのだ。
 「身体を開く」こと。が、これからの大きなテーマとなると思う。