情報身体

 今年になって立て続けに幾つかの創作が始まったのだけれど、新たに5月末に東京で上演する作品についても、ぼちぼちあれこれと思索し始めている。なんとなく思うのは「情報と身体」みたいな事。3月に東京でダンサーのオーディションを行うのだけど、今回出演することになるダンサーは日本女子体育大学の生徒で、もちろん皆大学生なので、はっきり言って僕の娘であってもおかしくない訳です。
 年末に笠井瑞丈くんと上村なおかさんが振付けた作品に出演していたダンサー達も大学生で、ちょうど僕も公演のアフタートークに呼ばれて、舞台上で相席しお話したのだけど、彼女達は物心ついたときから携帯電話が存在していたというのです。そして(これには少し驚かされたのだけど)文章を書く時には鉛筆やペンで書くよりも、キーボードの方が楽だし、使い易いと言うのです。その時の感じたちょっとした違和感がここんとこずっとあって、それをテーマにしてみようかと。
 そんなこんなで、今、平行して、計4作品が僕の頭の中でうねりまくっているのでした。