はじまり

 先週あたりから3作品ほど、ぼちぼちと創作が開始された。一つは8月に天神山文化プラザで行われる「R40」という企画。他は毎月スタジオワークを行っているクラスでの創作が二つ。そちらの公演は9月。
 東京で創作をしていると立ち稽古が始まるのが本番の約2ヶ月前、というのがなんとなくの決まりだったのだけど、こちらは始まりが早い。それはこれといってどうという事でもないのだけれど、やはり、流れている時間が、確実に、違うのだ。それをちょいちょい、肌で感じる。もちろんどちらが良いというのでもないけれど、個人的に今はゆっくり時間をかけて作れる方が、感覚的には合っているのだな。
 例えば誰かと信頼関係を築くのには多くの時間を費やすのと同じように、いい作品というのも、やはり多くの時間の積み重ねの上に成立するものなのかも知れません。