トーク 兄弟 朝 子供

 木曜日に東京に入り笠井瑞丈+上村なおかによる「浸食Vol.2」公演「6element」を見る。終演後アフタートークでゲストとして話したのだけど、作品であれだけ強い身体による交感が行われると、直後に会話でのやりとりをどれだけやっても言葉の弱さを感じてしまう。それでも、話すという行為は大事なのだけど。まあ、身体と言葉を比較する事自体に限界があるのかな。なんにせよ、アフタートーク、なかなか面白かったです。
 翌日には竹工芸をしている実兄の個展を見に銀座へ。兄の作品を数点眺めながら、何故か「やっぱり兄弟なんだなあ。」と実感。兄の作品は造形立体作品と言えるのだけど、自分の創る舞台作品と、どこか、相通じるものがあるんだな。それは、空間の構成とか、表層のイメージとか、そんなところなんだけど。まあ、幼少期の10年15年くらいを一緒に過ごしていたのだから、それはそれで自然な事なのかも知れないな。別れ際に、来年暖かくなったら、兄の家に遊びに行って、二人で波乗りをしようと約束して別れる。
 ちなみに兄の個展を見に行く前、朝から上村なおかさんが踊るのも観に行った。潔く、心地良く、力強く、透き通った、そんな身体が、朝の光と相まって、とても素敵でした。
 今日、岡山の自宅に戻って、すぐに子供の教えに行く。やっぱり、もう何度もこのブログに書いて来たけど、「子供っておもろいわ〜」。