ワタシハサナギ

 2ヶ月前あたりから毎日しっかりと身体を動かす生活になっているので、身体の線がかなり変わってきた。そして東京から岡山に引っ越した頃には、疲労やら気持ちの問題もあってかなり痩せ込んでいたのだという事に気づかされた。
 その頃強く思っていたのが「環境を変える」という事。そんな思いもあって移住をした訳なのだけど、環境が変わり、生活が変わった結果、はじめに身体が変わって来た。そして、これまでの経験則から考えるに、身体が変わるとそれに付随して心(脳、あるいは思考、思想、と言っていいか)も変わってゆく。心と身体は同一なのだから当たり前の事なのだけどね。そして、思考や思想が変化すると、その変化を追いかけるようにして作品が変わる。そしてそれこそが、僕が変えたかった代物なのだ。外見はほとんど変化のない、身体の奥深くで、変体が起こっているようだな。ある意味で今、私は蛹なのだ。ははは。ワタシハサナギ。
 次の作品にうまく反映できればいいな。と思う。