行為と現象

 本日午前中から午後にかけて、愛機Macintoshに向かい黙々と作業を続ける。集中し始めるとキーボードを叩く自分の指がキーに吸い付くような感覚になる。あるいは自分の指として、指の延長としてキーボードが存在しているような感覚。はたまた自分の脳みそが指とキーボードを介して動かされているような、そんな不思議な感覚と言ってもいいかも知れない。こりゃあ、コンピューターやインターネットの普及がもたらした、新しい身体感覚なのか。十数年前までは「文字を書く」という運動の大半がペンを持って紙に書くという「行為」だったのに対して、今はキーを叩くという「現象」になってしまっているような気がする。昨日上之町会館で動きながらノートを取っていて、書くという事についてはたと思い直した。自分の意志を伝える時には、コミュニケーションを現象として追うばかりでは不十分で、その過程できちんと行為として成立させなければならんのだな。
 また話しがそれたが、そんな作業の中の一つに「ねんがらねんじゅう告知」なるものもあった。今日あたり人知れず上之町にお目見えするのだ。
 夜には、待望(?)のHいさんとTいくんと夕食会だ。